第38代理事長　深澤　宜彦

（はじめに）

　１９８３年、地域を想う青年有志により、峡南青年会議所が誕生しました。創立から「明るい豊かな社会の実現」へ向けて時代の変化と共に様々な運動を展開し、地域の発展に力を尽くしてこられた諸先輩方に敬意と感謝を申し上げます。現在日本は、初めての人口減少社会に直面しています。私たちが活動する峡南地域においても深刻な問題として、この人口減少に関する少子化・高齢化・人口流失等と併せて取り上げられています。私たち青年会議所が目指す「明るい豊かな社会の実現」のためにはこう言った問題に絶えず挑み続けなければなりません。そのために私たちが活動している峡南地域について理解を深め、自らを磨き上げていく必要があります。       千変万化する時代に対し先輩たちが築き上げてきた地域との関係・知識・経験を引き継ぎながら、新しいことに挑戦し、多くの方々と手を取り合い活動していきます

（組織運営）

　一般社団法人として運営を行う上で、会員同士の情報共有や各種調整と定款及び諸規定に基づいた理事会運営及び活動運営を順守しなければなりません。これらを円滑に行うことが組織の土台であり運動の根本となります。アカデミー会員が中心の組織運営となる２０２０年度は青年会議所の会務の運営について学び、会員の状況・人数に関係なく誠実な組織運営を行えるようにすることにより、組織全体の成長を図ります。そして、活動・運動をしっかりと広報していきます。ホームページ、ＳＮＳ等で我々を見てもらい、知ってもらい、興味を持ってもらうことが会員のさらなる自覚と活力へとつながり、峡南青年会議所が組織として成長していきます

（会員拡大）

　青年会議所運動の最大の活動は、会員拡大活動にあると考えます。まちづくりに対し高い意識があっても行動する人がいなければ、意味が無いからです。青年会議所活動の基盤は会員であり、会員減少は青年会議所運動の衰退につながります。峡南青年会議所は２０歳から４０歳までの青年経済人により組織されており、常に会員拡大をし続けなければ組織が衰退し存続することができなくなります。だからこそ、明るい豊かな社会の実現の為に生業を異にする同世代が、置かれた立場や環境を活かし地域の問題に真摯に取り組んでいる私たちの活動の輪を広げ、一人でも多くの青年を私たちの活動に巻き込んでいくことが青年会議所運動の推進力となり、地域のための活動につながると考えます。会員拡大を峡南青年会議所の全会員で取り組みます。在籍会員が会員拡大する意味を正確に理解し、峡南青年会議所にある魅力を心に持ち、全会員一人ひとりが自ら峡南青年会議所の活動を発信する事が拡大につながると考えます。

（青少年育成）　

　子どもたちへの教育は現代社会において大きな課題の一つです。子供は社会との関わりの中で自己の内面に大きく影響を受け、ひとや地域との交わりの中で自己形成していくものであると考えます。子どもの頃に故郷への関心向上を促し、地域の多くの世代とのふれあいをもたらし、健全な経験の機会を与えることで、多感な子どもたちの感性に良質な刺激を与えてあげなければなりません。子どもたちの感性を磨き、心と体が調和した人間性と郷土愛を育むことで地域の明るい未来が開かれると考えます。

（おわりに）

　我々の活動は多くのものに支えられています。それは今までの運動を築き上げ、さらに私たちの運動に理解と協力を示して下さる諸先輩方であり、我々の事業に協力くださる様々な団体の皆様であり、そして、我々の一番近くで支えてくれる家族の存在です。そのことを自覚し、自身の更なる成長、会の更なる成長、まちの更なる成長へとつながっていく好循環を創り、地域のために活動していきます。

本年も一般社団法人峡南青年会議所へのご理解、ご指導、ご協力を頂きます様お願い申し上げます。

基本理念

「継往開来」

基本方針

・円滑な組織運営による会員の成長

・志の輪を広げる会員拡大

・郷土愛を育む青少年育成